呼吸には
腹式呼吸と
胸式呼吸があるという話を前回しました。
歌に必要なのはもちろん
腹式呼吸です。
一口に腹式呼吸の練習といっても、
息を吸うときの練習と
吐くときの練習に大きく言うと分かれます。
吸う練習は
一瞬のうちにたくさん息を吸えるようにする、
吐く練習は
吸った息を効率よく声に換えて、
息継ぎをしないで長く歌えるようにするといったイメージです。
まずはちゃんとお腹に空気を入れることが出来ないと
吐くことも出来ないので、吸う練習を重点的にしていきましょう。
吸う練習その11、まず
前回もお話しした通り寝た状態で呼吸をしてみます。
その際両手をヘソの上あたりにおいてください。
2、その状態で
ゆっくり息を吸っていきます。
そうするとお腹が膨らんでいくのがわかると思います。
それが
腹式呼吸が出来ている状態です。
3、一先ず吸う際は口でも鼻でもどちらでもいいですよ。
ここは人によって考え方が異なるんですが、
最終的には口と鼻で同時に吸えるようにするのがベストです。
4、今度は立ち上がってやってみます。この時
壁を使います。
少し慣れるまでは窮屈かもしれませんが、
まず肩幅ぐらいに足を開きかかとを壁につけます。
同じようにお尻と肩(肩甲骨あたり)も壁につけましょう。
頭はつけても付けなくても大丈夫です。
手はヘソ辺りに当てておきましょう。
5、その状態で
ゆっくり息を吸ってみます。
その際横になっていた際の感覚を思い出して下さい。
肩が上がらないようにゆっくり息を吸っていきます。
吸っている間はお腹が膨らんでいるか常に確認してください。
もう入らないと思ったら吐いてください。
正面に大きい鏡があると肩が動いているかわかるのでオススメです。
もし立ってやったとき全く腹式呼吸になる気配がないのであれば
椅子に座って背筋を伸ばした状態でやってみてください。
人によってはそれで感覚をつかめるかもしれないです。
鍛えていけば吸うときお腹だけじゃなくて脇腹や背中も動くようになります。
結構鍛えないとだめですが・・・(汗
コツはあせらず
ゆっくり吸うことです。
正直言ってまだこの時点では歌う上で直接役には立ちません(笑)
まずはこの練習で腹式呼吸(吸い)の型をマスターしましょう。
毎日
5分ずつでもいいのでやってみてください。
ではまた次回ですー。ありがとうございました!