こんにちはサトシです。
前回に引き続き声の枯れについてです。
今回は音楽界にはびこる嘘に踏み込んでいきたいと思います。
そう
あいつのことです…。
よく多少声が枯れてた方がよく歌えるとかかっこいいとか言いますが、
あんなのただの自己満足、ギャグです。忘れてください。
録音して聞くと絶望します。
あと昔のロックンローラーがわざと声をつぶして、かっこいい声を手に入れたとか
そういう伝説がありますが、あくまでもレジェンドです。真に受けないでください。
そう言うことをすると、最悪喋ることすらできなくなります。
何千人に一人くらいは成功して、ハスキーな歌声が出せるようになるかもしれませんが、
確率が低すぎます。パワプロのダイジョウブ博士にお願いした方がまだマシです。
ダイジョウブ博士がわからない人は、是非PCか携帯で調べてみてください。
友達に話すネタになれるかもしれません(笑)
生まれながらハスキーな声の人たちは逆に芯の通った声を出すのには向きません。
声帯に細かい溝があると、ああいう少しだけ息が抜けたような声になるそうです。
しかし逆に元々ハスキーでない人であれば
ある程度トレーニングでハスキーな声を出せるようになります。
やっぱりどっちも出せた方がいいですよね?
ところでどうして声が枯れるのかってことですが、
これは喉を絞めた状態で声を出し続けているからです。
これがあいつの正体です。
よく喉をあけて歌おうとかいいますよね。
例えば何か飲み物を飲むとき、喉が一瞬締まるんですがわかりますか?
試しに今やってみてください。飲み物が無ければ唾でもいいですよ。
飲み込む瞬間喉仏が一瞬あがって、喉の奥が狭くなるような感覚がわかると思います。
それが喉が締まっている状態です。
ちなみに喉仏ですが、声変わりした男性であれば首前側に出っ張ってるんで、
どこのことだがわかると思います。
女性や人によっては声変わり後の男性でもあんまり出っ張っていないので、
見つけにくいと思うんですが、ものを飲み込んだとき動くので
唾を飲み込みながら、首の手前側を手で押さえて探してみてください。
この喉仏が上がってる=喉が締まってると思ってください。
厳密には喉仏が下がってるからといって喉に負担がかかっていないかというと
そういうわけでもないんですが、今はそう考えてください。
この状態で歌うのは非常に喉に悪いです。
トレーニングしていない人はだいたいこういう状態で歌ってしまうので
すぐに声が枯れて喉が痛くなってしまいます。
よく言われることですが、あくびをしているとき喉は
完全に開いた状態になっています。
その口の奥の状態で歌いつづけるのが理想です。
そうすれば限りなく喉へのダメージを0にすることが出来ます。
次回から具体的にどうすればそういう発声が出来るか、
そしてトレーニングについて考えていきたいと思います。
お楽しみにー。ありがとうございました。